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2007年12月 2日 (日)

太陽の塔

Htbookcoverimage 『太陽の塔』森見登美彦・新潮社(2003年)

「クリスマス」に唾を吐き、恋する男女に一瞥をくれる、暑苦しい男たちの犯罪ギリギリ妄想ストーリー。

とでも言いましょうか。

ちょうど12月にも入り、クリスマスシーズン。

冷たい風吹きすさぶ中、凍りつくような冬の空気もなんのその、主人公森本氏は元彼女を今日も付回す。

これはストーカーの話なのか?

彼はきっとこう言うだろう。

あくまでこの行為は<研究>の一環なのだと。

***

暑苦しくもむしろ清々しい。

しかし、この登場人物たちは自分を擁護することがうまい。

うまいと言うか、よくもそこまで開き直れるものかと言いたくなるほどの開き直りっぷり。

感服いたしました。

私は以前『夜は短し歩けよ乙女』を読んだのですが、

今はやっているのでしょうか?ストーカー。

今度は『きつねのはなし』にも挑戦してみようかなと思います。

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作家ま行」カテゴリの記事

コメント

あまりの濃い世界に、一度挫折したのですが、再チャレンジしてはまりました。
一番ウケたのが、「これは俺のゴンドラ」(笑)あんまり馬鹿馬鹿しくって、大笑いしちゃいました。
クライマックスのあたりも馬鹿馬鹿しいんだけど、なんだかちょいと感動してしまったんですよねえ・・・。

投稿: まゆ | 2007年12月 3日 (月) 19時59分

まゆさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
私は先に『夜は~』を読んだのですが、森見さんはストーカーの話ばっかりだなあと思ってまずそこで笑えました^^
クリスマスをファシズム呼ばわり。
実は今日、森見さんの『きつねのはなし』という本を衝動買いしてしまいました(笑)
今は私もどっぷりとこの世界にはまってしまっています。

投稿: じょせ | 2007年12月 3日 (月) 22時47分

森見さんの作品、未読ですが気になってます。
これはクリスマスシーズンにぴったりなんですね^^
読んでみたいです。

投稿: はぴ | 2007年12月 4日 (火) 06時08分

はぴさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
確かに話の舞台はクリスマスシーズンです。
主人公たちがクリスマスという一大イベントに文句を言いまくっています(笑)
私も正直、『夜は短し~』の表紙をアジアンカンフージェネレーションの方が描いていなかった読んでいなかったと思いますね^^;

森見さんの作品は言葉の表現がとても独創的、柔軟といってもいいのかな・・・面白いです^^
例えば、この本の中では、元彼女の彼氏であろうと思われる男性を見たときの心の中の台詞。
「こんな子猫のミルク皿程度の器しか持っていない男に引導を渡されてたまるものか~」
私はこの台詞がかわいらしくて気に入っています。

投稿: じょせ | 2007年12月 4日 (火) 12時13分

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