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2008年8月11日 (月)

いっちばん

Htbookcoverimage 畠中恵『いっちばん』新潮社

幼馴染の栄吉がお菓子作りの修業に行ってしまっため、少々淋しくなってしまった若だんな。

そんな若だんなを見るに見かねて、鳴家、屏風のぞき、鈴彦姫らは、誰がいちばん若だんなを喜ばせられるプレゼントを贈るか勝負をすることに。

妖たちが品物探しに奔走する「いっちばん」を始め、「いっぷく」、「天狗の使い魔」、「餡子は甘いか」、「ひなのちよがみ」5編を収録。

「しゃばけ」シリーズ最新刊。

***

図書館から借りていた本を優先させて読んでいたら、発売されてから読み終わるまでにずいぶんと時間がかかってしまいましたsweat02

ああ、でも今はすっかり読み終わって気分は晴れ晴れとしています。

今回も長崎屋では、一悶着も二悶着もあるようでhappy01

私が特に好きだなと思ったのは、「餡子は甘いか」と「ひなのちよがみ」でした。

「餡子は甘いか」は修業先での栄吉のお話で、今回は本当にお菓子作りに見切りをつけようか否かという、ちょぴっとシリアスな面もありました。

>「駄目なんだ。どうしてだ。何で不味いんだ?駄目だ。駄目、駄目、駄目!駄目で駄目でだめだめだめ・・・・・・」

「畜生・・・・・・」

でも悩んだ末、栄吉さんはやっぱりお菓子作りを続ける決心をします。

才能がなくったって、好きだという気持ちと努力で勝負すると固く決意するのです。

はなから才能がある人より、才能がなくて努力する人のほうが私は好きですね。

だってそのほうが格好良いですhappy01

今日改めてそう思いました。

そして、もう一方の「ひなのちよがみ」は、厚化粧だったお雛ちゃんの素顔が明らかになったお話。

誰もが見違えるような可愛らしいお嬢さんになったお雛ちゃんでしたが、きれいなものには何かと困った悩みがついてくるもので・・・

お雛ちゃんに言い寄る男の出現で、若だんなにもとばっちりがきてしまったり、心落ち着かぬ展開にもなりますが、結果的には学ぶところも多々有り、若だんなも一つまた成長するのです。

商いをするのって、やっぱり大変なんですねsweat01

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コメント

こんばんは。
「ひなのちよがみ」は、雑誌「yom yom 6」に掲載されてたのを読みました。
”本物当てクイズ”おもしろかったです。
若い人は、やはり厚化粧しない方がかわいいと思います。
でも、若い時って本人はわからないんですよね。

投稿: 青子 | 2008年8月12日 (火) 19時50分

青子様
こんばんは。
本人とわからないくらいの厚化粧って、どれほどのものなんでしょうね。
舞妓さんくらいでしょうか?
私も断固薄化粧派です!happy01

投稿: じょせ | 2008年8月12日 (火) 22時44分

こんばんは♪
やっぱり「しゃばけ」シリーズは面白そうですね。
じょせさんの記事を読んでおもいました。
図書館に予約しようっと!

投稿: chii | 2008年8月16日 (土) 21時55分

chii様
こんばんは~。
是非読んでみてください!
前回はちょっと切ない終わり方だったのですが、今回は安心でしたconfident

投稿: じょせ | 2008年8月16日 (土) 22時40分

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