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2009年1月

2009年1月31日 (土)

『世話焼き長屋』

Htbookcoverimage 池波正太郎・宇江佐真理・乙川優三郎・北原亞以子・村上元三『世話焼き長屋』新潮社

猫ばかり可愛がり、女房をないがしろにする夫。

娘の支度金のために都都逸名人と勝負する夫。

暴力・へ理屈ばかりのダメ夫。

弟子に妻を取られた夫。

父親の残した借財を律儀に返し続ける夫。

人情伺える時代短編集。

***

どの作家さんも初めての方々ばかりでした。

どの作品も読みやすかったですが、私の中で一番印象深かったのは乙川さんの「小田原鰹」。

一番話に起伏があって、ダメな夫が最終的には人を助けて死んでいったところが感動的で、許せないような男だったけれど、奥さんもあの最期の姿を見たら少しは・・・でもやっぱり改心しても許せないものかな・・・

夫婦とは本当に複雑なものですねsweat02

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2009年1月30日 (金)

卒業論文発表会

「これは愚論だ!」

ネガティブな書き出しから始まってしまいますが、私の心はそう叫んでおります。

もっと明確に論述しなければならなかった部分があったり、最初の問題提起がぐねぐねといろいろなところを回りまわった挙句、辿り着くべきとは異なるところに着地してしまっています。

<どこか抜けている>

まったく、私の性格そのままを反映するような論文になってしまったものでした。

完成とはほど遠く、おそらくこの論文をもう少しましなものに仕上げるには、しばしの時間と集中力が必要なのでありました。

反省です。

毒舌助教授が不在であったことに、心から安堵する私なのでしたcoldsweats01

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2009年1月29日 (木)

明日に控えました

卒業論文最終発表会。

これが終われば、私はようやく卒論から正式に解放されるわけです。

発表会を無事に乗り切ることができれば、その後はゼミでお昼ご飯restaurantwith馬刺しhorse、夜は打ち上げbeerと楽しい一時が私を待ち受けております。

しかし油断は禁物です!

もしかすると、毒舌助教授に質問の嵐を受けるやもしれません!bearing

穏便に乗り切れますように。

変な質問されませんように。

助教授いませんようにshock

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2009年1月28日 (水)

憧れの卒業旅行

何か楽しいことを考えていようと思って、最近は卒業旅行のことばかり考えて過ごしています。

とはいっても、いつ行くとか、どこに行くとかは全く決めていなくて、勝手に妄想しているだけですけど(笑)happy01

「海外なんて贅沢はいっていられない」と、始めは思っていたけれど、残りわずかな学生生活・・・残りわずかなゆとりの時間・・・ちょっと親とも相談してみようかなと思うようになってきました。

海外snowboardか国外fujiか。

どちらも素敵ですし、なかなか決められませんbearingsweat01

卒業論文最終発表会が終わったら、友達と会議です!

楽しみですheart01

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2009年1月27日 (火)

『噂』

Htbookcoverimage 荻原浩『噂』新潮社

ニューヨークからやってきた殺人鬼「レインマン」。

彼は若い女をターゲットとし、殺害後、両足首を切断し持ち去る。

「ミリエル」の香水を付けていれば、「レインマン」から逃れられる。

・・・

そんな「噂」をティーンの間に広め、新発売の香水を宣伝しようとした企業があった。

しかしその「噂」はやがて現実のものとなり、足首の無い少女の遺体が発見される。

「レインマン」は本当に存在したのか。

模倣犯か。

もしや香水宣伝のために・・・

驚きの結末が待つサイコ・サスペンス。

***

『押入れのちよ』が面白かったので、荻原さん作品に再度挑戦してみました!

犯人が色覚異常というところで「レインマン」の正体はわかってしまったのですがsweat02、最後まで読んでみるとびっくり!おもわず「わぉ!」と声が出てしまいましたcoldsweats01

都市伝説のような噂を流布させ、商品を売り込もうとするなんて、あまり効果的とは思えませんでしたが、そこはフィクションなのでご愛嬌というところでしょうか。

でも、このような凄惨な事件の話を読んでいると、「悪魔」と呼ばれた星島被告の事件を思い出します。

実際にあのような、卑劣でおぞましい事件を起こす人間がいるから恐いですshock

フィクションだと笑い話にばかりできないところに、現代の狂気が孕んでおり、やり切れぬ気持ちになるのでした。

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2009年1月25日 (日)

ご心配をおかけしました

先日は、非常にショックなニュースを受け、大落胆した様子をブログにしたためてしまったため、ご訪問者の皆様に多大なご心配をおかけしまったこと、誠に申し訳ございませんでした。

あれから数日が経過し、私も大分気持ちが落ち着いて参りました。

ここのところ(先日の出来事以外でも)色々な不運に見舞われたため、少しばかりではありますが(不運に対し)耐性がついてきたように思います。

2009年はおそらく、私にとっての試練の年であると悟りました。

この試練を乗り越えられた暁にはきっと、私にとって素晴らしいことが待ち受けているにちがいないと思うことにいたします。

落胆してばかりいては、天国の祖父母にまでも心配をかけてしまうかもしれません。

なので、気を取り直して前向きに、物事に取り組んでいくよう心がけることにいたします。

次はもっと明るいニュースをこのブログ上にてお知らせできますように、じょせはこれから邁進してゆきます!

*皆様からの温かいお心への感謝にかえて*

>2009年の抱負

fourたくさん泣いたら、その分笑う!

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2009年1月23日 (金)

『ベーコン』

Htbookcoverimage 井上荒野『ベーコン』集英社

『切羽へ』で直木賞を受賞した井上荒野さんの短編。

それぞれに食べ物のタイトルが付けられており、そこに微妙に性愛を盛り込んだ恋愛小説テイストになっている。

***

さらりと読んでしまいました。

なんとなく、角田光代さんと作品の持つ雰囲気が似ているような気がしました。

性が盛り込まれているといっても、目を覆いたくなるような感じではなく、さらりとそれを匂わせるような書き方がされていたり、あまり直接的な表現は避けられている感じでした。

そういった点も読みやすさの要因の一つでした。

そして、シリアスな内容であるはずなのに、それを重苦しく書いていないところにも非常に好感が持てました。

私にとってはこれが井上荒野さんデビューの一冊です。

満足でした。

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2009年1月21日 (水)

言葉が出ませんでした・・・

私の就職先、破綻のニュースが流れていました・・・

ショックで言葉を失いました・・・

すぐさま人事の方と連絡を取ってみると、「内定取り消しという流れには、私共も持っていきたくはありません。厳しい状況からのスタートとなりますが、春には予定通り入社していただく形に」というような内容の返答がありました。

もうショックのWパンチです・・・

母も心配して連絡してきました。

とりあえず内定取り消しの話は出ていない(今のところは)と応えましたが、これから春にかけてその恐怖にまたびくびくしながら過ごさなければならないのかと思うと、正直泣き崩れそうです・・・

今年に入って悪いことが立て続けですdown

自分の未来を見失いそうです。

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2009年本屋大賞 ノミネート作品

今ネットのニュースで、今年の本屋大賞のノミネート作品がピックアップされていました!

「悼む人」天童荒太(文藝春秋)▽「告白」湊かなえ(双葉社)▽「出星前夜」飯嶋和一(小学館)▽「ジョーカー・ゲーム」柳広司(角川書店)▽「新世界より」貴志祐介(講談社)▽「テンペスト」池上永一(角川書店)▽「のぼうの城」和田竜(小学館)▽「ボックス!」百田尚樹(太田出版)▽「モダンタイムス」伊坂幸太郎(講談社)▽「流星の絆」東野圭吾(講談社)

なんと、この中の一冊も私は読破していない!coldsweats02

まあどれもハードカバーであること、図書館ではあまりお目にかかれないことを考慮すれば仕方の無いことなのですが、アルバイトとはいえど私も書店員の端くれ。どれか一冊は読破してみるのも良いのではと思うのですが・・・coldsweats01

しかし今年は、どの作品が大賞に輝くのやらshine

『ゴールデンスランバー』なら、昨年の国内ミステリー大賞とWの受賞ということになります。

私が個人的に読んでみたいと思うのは和田さんの『のぼうの城』なのですが・・・

とにかく本屋大賞、結果が楽しみですup

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2009年1月19日 (月)

次は何を読もうか

悩んでいます。

『夜は短し歩けよ乙女』を再読了し、次はいったい何の本に取り掛かろうかと。

小池真理子さんの『恋』は、図書館にあるにかかわらず、なかなか本棚に戻ってこないし、荻原さんの『噂』も同様。

やっぱり文庫で買うかな~・・・

今月は恩田さんの『ネコロポリス』も発売されましたし、こちらのほうにもちょいちょい目eyeは奪われてしまいます。

でも長丁場になりそう・・・

気分が明るくなるような内容の本も良いですし・・・

いや~困りましたsweat02

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2009年1月17日 (土)

『夜は短し歩けよ乙女』(再読)

Htbookcoverimage 森見登美彦『夜は短し歩けよ乙女』角川書店

私はなるべく彼女の目にとまるよう心がけてきた。吉田神社で、出町柳駅で、百万遍交差点で、銀閣寺で、哲学の道で、「偶然の」出逢いは頻発した。我ながらあからさまに怪しいのである。そんなにあらゆる街角に、俺が立っているはずがない。「たまたま通りかかったもんだから」という台詞を喉から血が出るほど繰り返す私に、彼女は天真爛漫な笑みをもって応え続けた。「あ!先輩、奇遇ですねえ!」…「黒髪の乙女」に片想いしてしまった「先輩」。二人を待ち受けるのは、奇々怪々なる面々が起こす珍事件の数々、そして運命の大転回だった。天然キャラ女子に萌える男子の純情!キュートで奇抜な恋愛小説in京都。(抜粋)

***

大変面白うございましたhappy01

私の大学生活はここまで波乱万丈、奇々怪々ではありませんでしたが、本書を読んでいるとこれまでの学生生活というものが、ちらちらと頭に甦って参りました。

今となっては懐かしゅうございますconfident

私は「黒髪の乙女」のように、日々をオモチロおかしく生きて来られたでしょうか。

私は「先輩」のように、我が身を削るような情熱的な恋が出来たでしょうか。

お酒の飲み比べもしてみたかったなあbar

古本市に朝から日暮れまで滞在してみたかったなあbook

風邪っぴきの友達のところに押しかけて、玉子酒の一杯も作ってあげたかったなあchick

などと、時々ポツポツ思いあぐねております。

振り返る日々は取り返せず。

然らば明日を生きるべし!

これからも時々読んで、いろいろあった学生生活を思い出し、お酒が美味しく飲めれば良いなと思いますheart04

***

そうそう、一つ発見がありました!

『有頂天家族』で狸鍋にされてしまったお父さんの口癖であった「楽しきことは良きこと」という文句が、本書の中でも使われていたのです!

>楽しいことは良いことなり!

こう高らかと申しておりまするは、自称天狗の樋口氏であります。

やっぱり素敵な言葉ですねup

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2009年1月14日 (水)

『押入れのちよ』

Htbookcoverimage 荻原浩『押入れのちよ』新潮社

表題作の「押入れのちよ」他8つの短編を収録。

切ないものから、ぞくりと怖いものまで揃っております。

book「お母様のロシアのスープ」

→これはちょっと怖い話でしたbearingsweat01

悲しい話でもあったのですが、「まさかターニャとソーニャが・・・」という結末。

荻原さんとは意外性のあるストーリーを書かれる作家さんなのですね。

book「コール」

→これは好きなお話でした。

切ないけれど、最後はちゃんとハッピーエンド。

体は死んでしまっても魂は現世にとどまることができるのかなあ・・・とちょっと考えてしまった話でした。

book「押入れのちよ」

→帯に「とり憑かれたいお化け№1」と書かれていたのに惹かれ、買った本作。

ちよちゃんが本当に可愛いのですheart04

ビーフジャーキーとカルピスを美味しそうに飲み食いしながら、興味心身でテレビに食い入るちよはさぞかし可愛いんだろうなあup

幽霊だけど会ってみたくなっちゃいましたnote

book「老猫」

→これ、あんまし好きでないですdown

怖いし、ちょっとB級っぽいsweat02(失礼な読者でごめんなさい)

猫好きな私にとっては、いまいちな感じでした。。。

book「殺意のレシピ」

→夫は妻を、妻は夫を殺そうとする、シリアスな内容だけれどでもなんだか最後は笑い話になっちゃうというすごいお話(笑)

殺したいほど憎い相手と夫婦を続けるなんて私には到底無理ですねsweat02

愛あっての家族。

毒を盛るなんてことしないですむよう、私は温かい家庭を築きたいですねhappy01

book「介護の鬼」

→これも「うわあ~sweat02」というお話。

これはジャンルでいうとサスペンス・ホラー?

人間の醜い一面が臆面なく出ている、しんどいお話でしたdown

book「予期せぬ訪問者」

→これはサスペンス・コメディーですかね。

「わはは」と笑うにははばかられるけれど、ドタバタ系です。

book「木下闇」

→うーん・・・悲しい結末sweat02

気分ががくんと落ちちゃいましたdown

book「しんちゃんの自転車」

→なるほど、こういう終わりなのですね。

途中までは可愛い少年、少女のお話かと思いきや最後まで読むとちょっとしたホラーでした。

でも優しいホラーといいますか、ちょっと泣けちゃうホラーでした。

しんちゃんは「私」に謝りたかったのですねweep

辛い思いをさしてごめんと。

いいお話でした。

荻原さん、どうもありがとうございましたhappy01

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2009年1月10日 (土)

反動

わかってました・・・

わかってましたけど、とにかく手足腰お尻が痛いですcrying

これからバイトなんて・・・ちょいとした地獄ですshock

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『寝ても覚めても本の虫』

Htbookcoverimage 児玉清『寝ても覚めても本の虫』新潮社

大好きな作家の新刊を開く、この喜び!本のためなら女房の小言も我慢、我慢。眺めてうっとり、触ってにんまり。ヒーローの怒りは我が怒り、ヒロインの涙は我が溜め息。出会った傑作は数知れず。運命の作家S・ツヴァイク、目下の“最高”N・デミル、続編から待ち遠しいT・ハリスに、永遠の恋人M・H・クラーク・・・・・・。ご存知読書の達人、児玉さんの「海外面白本探求」の日々を一気に公開。(裏表紙より)

***

児玉さんの読書意欲はものすごい!

物を捨てられない性質のため、自家に所蔵する本の重さで床が沈むという、嘘のような話も笑えない事実。

こちらからすると、むしろ羨ましいくらいですが(笑)

本が好きな人ならこの情熱、絶対に理解できると思います。

この本の冒頭などは、まさに共感の極み。

>大好きな作家の新刊書の最初の頁を開くときの喜びにまさるものはめったにない。どんな話で、主人公はどういう人物なのか、読み始めのわくわくした気持と心のときめきはまさに最高の気分、つくづく幸せだと思う瞬間である。

少年時代はポケットにはいつも一冊の文庫本。

翻訳版が待てず、スーツケースに一杯詰めこんだ原書たち。

「あぁ、私も本に対する情熱を幾つになっても保ちたいものだ」

と思う今日この頃なのでした。

***

余談ですが、この著書の中に「赤玉ポートワイン」に触れられている件があります。

(これ、わかる人にはわかっていただけると思いますが)

児玉さんのワインデビューも赤玉ポートワインであったとかwine

でもワインの渋み、アルコールの強さにちょっとげんなりdown

私も、ワインなんて<葡萄ジュースにちょっとアルコールが入ったもの>なんて考えていたものですから、いざワインを口に含んだ瞬間、甘い期待がドンぐしゃりと打ち崩されたものでした(笑)

小説の中の登場人物たちは、本当に美味しそうにワインを飲まれますものねcoldsweats01

あの境地にはまだ至っておらない私なのですsweat02

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2009年1月 9日 (金)

足が棒

アパートユニクロ書店コムサアパート

さて、以上所要時間約3時間clock

お店での総合滞在時間はおよそ1時間弱clock

つまり残りの2時間は移動時間となります。

移動手段は徒歩ですshoe

普段は自転車bicycleを使うのですが、今日はパンク修理に出してしまったので、今回は運動のためと歩くことにしたのですdash

まあ~しんどい(笑)sweat01

このあと大学の売店に修理した自転車を取りに行き、その足でバイトに行かなければならないというのに、足はもう現段階で「づかれた~」と悲鳴をあげていますcoldsweats01

申し訳ないな、私の体くんdown

日頃の運動不足がたたっておりますsweat02

だから明日も、できればまた少し歩きたいと思います(笑)

雪が積もっていなければsnow

今日の夜から冬将軍が到来されると聞いているのでtyphoon

また寒くなりますね~

皆様お体ご自愛ください。

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2009年1月 7日 (水)

これで終わりじゃないけれど

今日、無事卒論を提出してきました!

長かった今日までの道のりbearing

感慨深いものがありますweep

でもまだ提出して終わりではありません!

卒論発表会が1月末に控えております。

この日を無事乗り切ることができるまで、油断大敵火はぼーぼーですnosmoking

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2009年1月 5日 (月)

顔ちぇき!

興味本位でやってみましたdiamond

結果↓

加藤紀子 41%

江角マキコ 39%

水川あさみ 38%

でしたhappy01

いや~どの人にも似てると言われたことありませんが(笑)

面白かったですnote

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2009年抱負

ほっそさんに習いまして、私も新年の抱負を述べたいと思います。

one本を月10冊・・・いや4冊以上は読む(週に1冊)book

twoお腹のたるみをなくすpig

three資格を1つ以上取るpencil

fourたくさん泣いたら、その分たくさん笑うhappy02

fiveご飯は出来合いにあまり頼り過ぎないようにするriceball

です!

ちゃんと全部達成できますようにconfident

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2009年1月 4日 (日)

『塵よりよみがえり』

Htbookcoverimage レイ・ブラッドベリ『塵よりよみがえり』河出書房新社

小高い丘に建つ一軒の屋敷。

住む者は、ミイラのおばあちゃん、心を自由に飛ばす魔女セシー、鏡に映らない夫婦、たったひとりの人間の子ティモシー。

いまここで、魔力をもつ一族の集会がはじまる。

そして、何かが変わる日もまた近い・・・・・

ファンタジーの巨匠が五十五年の歳月をかけて完成させた、とても特別な物語。

(以上裏表紙より抜粋)

***

これがブラッドベリデビューですdiamond

読み始める前は、「おばけのホーリー」のような世界観を予想していたのですが、本作はまったくそれとは異なる世界のものでした。

人間たちからは災いをもたらすものとされている<彼ら>だが、実際は、自分たちの居場所を求めてただひっそりと生きている優しいものたち。

でもいつしかその存在は不信人者たちによって迫害されていき、<彼ら>は住処を追われ、生きにくくなってしまう。

散り散りになってしまうエリオット一族だが、その絆は、ティモシーが成人してもなお続いていく。

実際に出会ったら怖くて尻込みするかもしれないけれどbearingsweat01、やっぱり会ってみたいなあ~upエリオット一族に。

***

夕焼けが愛されるのは、消える運命にあるからだ。

花が愛されるのは、散る定めにあるからだ。

野原の犬と台所の猫が愛されるのは、じきにいなくなるからだ。

これしか理由がないわけではないけれど、朝の歓迎と昼の笑い声の核心は、別れの約束である。老犬の灰色の鼻面に見えるのはさよなら。老友の疲れた顔に読みとれるのは、帰ってこられない長旅。

(本文より抜粋)

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