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2009年1月27日 (火)

『噂』

Htbookcoverimage 荻原浩『噂』新潮社

ニューヨークからやってきた殺人鬼「レインマン」。

彼は若い女をターゲットとし、殺害後、両足首を切断し持ち去る。

「ミリエル」の香水を付けていれば、「レインマン」から逃れられる。

・・・

そんな「噂」をティーンの間に広め、新発売の香水を宣伝しようとした企業があった。

しかしその「噂」はやがて現実のものとなり、足首の無い少女の遺体が発見される。

「レインマン」は本当に存在したのか。

模倣犯か。

もしや香水宣伝のために・・・

驚きの結末が待つサイコ・サスペンス。

***

『押入れのちよ』が面白かったので、荻原さん作品に再度挑戦してみました!

犯人が色覚異常というところで「レインマン」の正体はわかってしまったのですがsweat02、最後まで読んでみるとびっくり!おもわず「わぉ!」と声が出てしまいましたcoldsweats01

都市伝説のような噂を流布させ、商品を売り込もうとするなんて、あまり効果的とは思えませんでしたが、そこはフィクションなのでご愛嬌というところでしょうか。

でも、このような凄惨な事件の話を読んでいると、「悪魔」と呼ばれた星島被告の事件を思い出します。

実際にあのような、卑劣でおぞましい事件を起こす人間がいるから恐いですshock

フィクションだと笑い話にばかりできないところに、現代の狂気が孕んでおり、やり切れぬ気持ちになるのでした。

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コメント

これ怖かったですよね~
じょせさんと同じで嫌な~気分とやり切れなさいっぱいになってしまいました。

投稿: hito | 2009年1月27日 (火) 18時49分

そうです。僕もそんな噂が宣伝になるかなって思ったんで、どうかなって思ったんですが、怖い話で印象に残る本でした。

荻原さんの作品なら、「神様から一言」なんかはいかがでしょうか。

投稿: buudy | 2009年1月27日 (火) 21時38分

hito様
怖かったですbearing
そしてやりきれないですよねsweat02
自分の一時の欲望をはらすために犠牲になった少女の命がどれほど大きなものか、この「レインマン」はきちんと理解しないまま終わってしまったのが、なお後味悪く、最後の一行でさらに打ちのめされた感がありました。

buddy様
buddyさんもそう思われましたか!
突拍子も無い宣伝方法ですよねcoldsweats01
そこがこうもっとうまいこといかなかったのかなと、ちょっと残念に思いました。
でも最後の一行には本当にやられた感じでしたsweat01
やるせなさに拍車はかかりましたけど(笑)

投稿: じょせ | 2009年1月28日 (水) 00時02分

buddy様
書き忘れていました!
お薦めいただきました『神様から一言』。
実はDVDで観てしまっているのですcoldsweats01
また活字で読んでも面白そうな内容だなと思ったのですが、まずは内容を知らないものから始めてみようと思ったのです!
でもbuddyさんがお薦めされるくらいですから活字でもきっと面白いのでしょうhappy01
図書館にあるかなあ・・・探してみます。

投稿: じょせ | 2009年1月28日 (水) 12時07分

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