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2009年1月17日 (土)

『夜は短し歩けよ乙女』(再読)

Htbookcoverimage 森見登美彦『夜は短し歩けよ乙女』角川書店

私はなるべく彼女の目にとまるよう心がけてきた。吉田神社で、出町柳駅で、百万遍交差点で、銀閣寺で、哲学の道で、「偶然の」出逢いは頻発した。我ながらあからさまに怪しいのである。そんなにあらゆる街角に、俺が立っているはずがない。「たまたま通りかかったもんだから」という台詞を喉から血が出るほど繰り返す私に、彼女は天真爛漫な笑みをもって応え続けた。「あ!先輩、奇遇ですねえ!」…「黒髪の乙女」に片想いしてしまった「先輩」。二人を待ち受けるのは、奇々怪々なる面々が起こす珍事件の数々、そして運命の大転回だった。天然キャラ女子に萌える男子の純情!キュートで奇抜な恋愛小説in京都。(抜粋)

***

大変面白うございましたhappy01

私の大学生活はここまで波乱万丈、奇々怪々ではありませんでしたが、本書を読んでいるとこれまでの学生生活というものが、ちらちらと頭に甦って参りました。

今となっては懐かしゅうございますconfident

私は「黒髪の乙女」のように、日々をオモチロおかしく生きて来られたでしょうか。

私は「先輩」のように、我が身を削るような情熱的な恋が出来たでしょうか。

お酒の飲み比べもしてみたかったなあbar

古本市に朝から日暮れまで滞在してみたかったなあbook

風邪っぴきの友達のところに押しかけて、玉子酒の一杯も作ってあげたかったなあchick

などと、時々ポツポツ思いあぐねております。

振り返る日々は取り返せず。

然らば明日を生きるべし!

これからも時々読んで、いろいろあった学生生活を思い出し、お酒が美味しく飲めれば良いなと思いますheart04

***

そうそう、一つ発見がありました!

『有頂天家族』で狸鍋にされてしまったお父さんの口癖であった「楽しきことは良きこと」という文句が、本書の中でも使われていたのです!

>楽しいことは良いことなり!

こう高らかと申しておりまするは、自称天狗の樋口氏であります。

やっぱり素敵な言葉ですねup

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