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2009年8月 4日 (火)

『娯楽都市・江戸の誘惑』

Htbookcoverimage 安藤優一郎『娯楽都市・江戸の誘惑』PHP研究所

芝居、相撲、寄席、見世物、花見、寺社の開帳、富突、大食い大会―天下泰平の江戸の町では、毎日どこかでイベントが行われていた。八百八町には刺激的な娯楽空間が多く、江戸っ子たちが遊びに費やした金が莫大な経済効果をもたらし、町を活性化させていたのである。本書は、江戸の経済を動かしたのは大商人ではなく、意外にも庶民であることを焙り出している。歓楽街で花開いた娯楽産業が、飲食業や出版業とのコラボレーションで、巨大ビジネスへと発展していくさまは、現代を彷彿とさせる。

第1章 浅草は最大の歓楽街(外国人の見た江戸の町;浅草寺はイベント会場;経済効果は計り知れず);
第2章 江戸の三大娯楽産業(宮地芝居の心意気;相撲興行は大賑わい;寄席は夜のお楽しみ);
第3章 夢の千両富(富札の購入;当せん金の泣き笑い;興行の舞台裏);
第4章 開帳を支える豪商たち(三井家とお稲荷様;住友家とお釈迦様);
第5章 巨大化していく遊興ビジネス(飲食業とのコラボレーション;「講」が支えた出開帳;隅田川・両国に流れ込む富;出版業との相乗効果)

(以上抜粋)

***

元・江戸文学を専攻していた者としては、惹かれずにはおられないタイトルの本でした。

仕事の休憩時間を利用して、ちょこちょこ読み進めていき、昨日やっと読了しました。

この本の魅力は何よりも小見出し。

なかなかに興味をそそるチョイスがしてありますので、興味のあられる方は、ぜひご一読を。

江戸庶民の懐事情が垣間見られます。

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