趣味

2008年4月 4日 (金)

私の頭の中「白い象」

088 (注)「白象図杉戸」から、私が勝手に想像しました。

『白い象』

白い象はお城を守っています。

大きな瞳に大きな牙、大きな体で相手を威嚇します。

誰もこの白い象には敵いません。

お城の殿様は、この白い象を大層気に入り、門番長に任命しました。

白い象は喜びました。

そして大層誇りに思いました。

象は殿様に約束しました。

「これからもずっと、このお城をお守りいたします」

と。

象は、何年も、何十年も、殿様が戦で死んでしまっても、この約束を守り続けました。

何度も殿様が替わっていきましたが、象だけは変わらず、ずっとお城を守っていました。

しかし、長い長い時間を経て、象もすっかり歳を取りました。

そしてある時、象は自分の命がもう長くはないことを悟ったのです。

象はお城の絵師に頼みました。

「私はもうすぐ死んでしまいますが、お殿様との約束を破ることはできません。そこでお願いがあります。私の絵を、このお城の門に描いてはいただけないでしょうか。そうすれば、私は死んでからも、ずっとこのお城を守っていくことができます」

と。

白い象は、それから数日後、門の前で静かに動かなくなっていました。

絵師は象との約束どおり、お城の門に、大きな瞳で、大きな牙を持った、大きな白い象を描きました。

それはまるで、白い象が生き返ったかのような・・・

そして白い象はいつまでも、いつまでも、お城を守り続けたのでした。

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私の頭の中

私の頭の中で勝手に出来上がってしまったストーリーを勝手に書きますpencil

のほほんと見守ってください。

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